ハッピーハイランド矢板行政区
■2024.3.10
「ありがとう」という言葉は誰かに感謝するときの気持ちを表す言葉です。
ありがとうは形容詞「有り難し(ありがたし)」の連用形「有り難く(ありがたく)」がウ音便に変化した語で、
「滅多にない(有ることが難(かた)い」や「珍しくて貴重だ」というのが本来の意味です。
中世になって、仏様の慈悲など貴重で得難いものを自分は得るというところから、「ありがとう」は宗教的
な感謝の気持ちをいうようになり、近世以降、感謝の意味として一般化しました。
コンビニエンスストアのセブンイレブンでは、この「ありがとう」という言葉に新たなニーズを発掘しようと
しています。それは「ありがとう」という言葉はありふれた言葉で、誰かに感謝の気持ちを伝える
言葉ですが、この言葉を発する対象が大きく変わってきているというのです。
例えば食事の宅配サービスでは、配達先で料理を手渡すときにお礼やねぎらいの
意味で「ありがとう」の言葉をかけられることがあります。配達側にすれば
「こっちがお金をいただいているのに」ということで、言葉をかけられたことに
驚いているといいます。
これは、社会の中では、よりよい生活をしたいという人々の渇望というのは
いつの世も変わりませんが、困っていることは社会背景の変化により変わります。
そうした社会問題を見つけることが解決の糸口になるということにほかなりません。
私たちは1人では生きてゆけません。多くの人のおかげで生きています。今日も誰かに「ありがとう」と
言うことで生活がよりよく感じられるのではないでしょうか。 (晴明)

■2024.2.25
ジャーナリストの池上彰氏が語る失敗を恐れないキーワードは次の3つです。
1)失敗から発明が生まれます。
2)失敗こそネタになる。
人間は不思議なもので、他の人の自慢話は面白くないけれど失敗話を聞くと面白い。いずれ失敗話が
笑い話として思い出せる日が来ます。
3)自意識過剰は禁物
自分が気にするほど他の人はあなたのことを気にしていません。
自意識過剰なのです。世の中の人たち
は他人のことに関心を持っていません。
最初から失敗をしない人はなかなかいません。年を重ねてからでもいくら失敗しても構いません。とにかく
目の前のことに一生懸命取り組み「失敗こそ次がある」くらいに考えるのが良いそうです。
失敗をするというのは誰にとっても気持ちの良いものではありません。恥ずかしいし辛い気持にもなりますが、
前に進むために一歩踏み出さなければ失敗することもありませんが、成功することもありますん。失敗を
しないことはすごいことですが、失敗を次の成功の糧にすることが大事です。
「失敗学」の提唱者として有名な東京大学の畑村洋太郎名誉教授は失敗には「良い失敗」と「悪い失敗」
があるといいます。悪い失敗は手抜きや不注意に基づく失敗でこれは経験する必要がありません。良い
失敗は人の成長に必要は失敗で、それは新しい価値の創造のための仮説・検証の繰り返しが必要です。
私たちも失敗を恐れずに物事に向き合いたいですが、それが良い失敗なのか悪い失敗なのかを考えて
進むことが大切であると感じます。 (晴明)

■2024.2.18
戦略といえばすぐに名前が出てくるくらい有名な兵法書が「孫子の兵法」です。武田信玄など多くの戦国
武将らに読まれ現代にもその内容は通じています。この書は今から2500年くらい前に書かれたもの
ですが、現代社会でも多くの解説書が出版され、本屋さんの棚に並んでいます。
「孫子の兵法」は計篇(的確な見通しの立て方)から用間篇(諜報活動に力を入れる)まで全13の篇から
成り立っています。この書は戦いの手引き書のように思われていますが、全篇を通して人間について書か
れた思想の書とも言えます。
孫子の基本は戦わないことです。戦いをすればたとえ勝利したとしても兵は損なわれ、田畑は荒れ、国は
衰退します。だから戦わずして敵を屈服させることが最善の策だと言います(「百戦百勝は善の善なる
ものに非ず。戦わずして人の兵を屈するのは善の善なり」)。
しかしやむを得ず戦になったら敗れない戦い方をする必要があり、
そのために敵を知り己を知るのです。
現実を見よ、ということです(「彼を知り、己を知れば百戦して殆
(あや)うからず」)。
そして自ら負けないように周到に準備をします。さらに戦いが
始まったら短期決戦で早く終わらせることですが、もし長引く
ようなことがあっても落としどころ考えておくべき、と言います(「兵は拙速を開くも、いまだ功の久し
きを賭(み)ざるなり」、「勝つべからざるは己に在るも、勝つべきは敵にあり」)。
最後に「将」の条件として5つを挙げ、これらは掛け算と述べています。つまり条件の1つでも掛けている
(1つでもゼロ)なら全てがゼロになるので、バランス良く備わっていないといけないということです(「将と
は智、信、仁、勇、厳なり」)。これらの条件はそれぞれ矛盾するので、バランスが必要ですが、これらの
条件を使い分けるの力を持つ者が優れたリーダーであり、自らを律することができます。人を動かすとは
そういうことです。
こうして見ると「孫子(の兵法)」が冒頭に述べた人間の思想の書であることが分かるでしょう。戦いを通して
本当は人間を見ているからこそ、孫子の言葉が現代に生きる私たちに響いてきます。 (晴明)

■2024.2.11
コロナ禍が収まりインバウンド需要が復活しています。特に春節と言われる時期は中国、アジアから多く
の人が日本を訪問します。その春節とは旧暦の正月のことですが日付が毎年変わります。2024年は
2月10日が旧暦の元日でしたが、23年は1月22日でした。なぜ毎年変わるのでしょうか。
日本もかつては旧暦を使っていましたが、明治になって近代化の一環として1873年(明治6年)から新暦
といわれるグレゴリオ暦を採用しました。
グレゴリオ暦は太陽の動きがもとになっている太陽暦といわれるもので、地球が太陽の周りを1回転する
期間(365日)を1年とし、1年を12ヶ月に分けています。
一方で旧暦は月の満ち欠けをもとに太陽の動きも考えて作られた暦で、
太陰太陽暦です。新月から次の新月までを1ヶ月とします。つまり
1ヶ月は約29.5日となるので1年は約354日となります。ところが
季節は365日の周期で変化するので、暦と季節で年々ずれが生じます。
そこで2~3年に1度「うるう月」というものを設けて、1年を13ヶ月
とし修正します。この法則がわかると春節が毎年異なる日付であることが
理解できます。
中国では春節と国慶節(10月1日)が大型連休をとなるため、この機会に海外に旅行する人も多く、日本
を訪れる人が多いのはこのためです。世界の大半の国ではグレゴリオ歴を採用していますが、中国、韓国、
ベトナムなど一部の国では旧暦とグレゴリオ暦を併用しています。
私たちの生活に身近な暦も世界各地ではいろいろあるということを春節のこの時期に気付かされます。 (晴明)

■2024.2.4
今年は年初から、「昨年は非常に暑かった」とあちらこちらで聞かれますが、実際に科学的データでも暑さ
が現れています。欧州連合(EU)の気象情報機関が1月9日に、2023年の世界の平均気温が14.98度
となり、記録が残る1850年以降で最も高い記録であると発表しました。この14.98度というのは1850年~1900年の平均より1.48度高く「パリ協定」の目標値1.5度に迫っています。この原因は、記録的な
海面水温の上昇と南米ペルー沖の海面水温が上がるエルニーニョ現象の強まりであると指摘しています。
2023年は世界各地が熱波に見舞われ、カナダやギリシャでは山火事が相次ぎました。
このように暑かった1年なので、2024年は花粉の飛散が気になるところです。
近年は2月になると、テレビの天気予報で花粉シーズン到来が告げられます。今年の気象庁の長期予報
では暖冬傾向になるということなので、その到来がさらに早まるかもしれません。
スギ花粉の飛散には「400度の法則」というものがあります。それは1月1日
から日々の最高気温を足していき400度を超えたタイミングでスギの花粉の飛散
が始まるというものです。この法則は科学的な計算式ではなく経験則ですが、
花粉症の人にとっては嫌な数字です。2024年を見ると東京では1月1日から
29日までの最高気温の合計が337.5度に達し、気象庁の予測する最高気温を
加算していくと2月4日に400度を超えることになります。東京より気温の
低い矢板でも2月の中旬には400度に達するのではないかと予想されます。ちなみに「600度の法則」というのもあるそうで、これも花に関するものです。
2月1日以降の最高気温を足していき600度を超える日にソメイヨシノが開花する、という経験則です。
こちらは待ち遠しい法則です。 (晴明)

■2024.1.28
ここ最近トヨタグループの不正のニュースが止まりません。
始まりは2022年3月に日野自動車が社内調査により日本国内向けエンジンや排出ガス/燃費の不正
が発覚しました。この問題は、初めて「道路運送車両法第75条」に基づく型式指定の取り消し処分と、
是正命令が適用されたケースです。2つ目は2023年12月に発覚したダイハツ工業の認証不正問題です。
同社は軽自動車を中心とする小型車の開発で25項目の試験の不正を行っていました。不正が見つかった
型式認証業務は、保安基準への適合性などについて国土交通省の審査を受けるもので、クルマづくりの
非常に重要なところで国を欺きました。そして2024年1月の豊田自動織機の不正です。この内容は2023
年に発表したフォークリフト、建設機械用エンジンの排出ガス性能に関する国内認証での法規違反です。
不正を行った3つの会社の親会社はすべてトヨタ自動車でした。
トヨタ自動車はTQC(Total Quolity Control)と言われる品質管理手法を提唱し、この手法は多くの会社
の手本になっています。この中にはQC7つ道具、なぜなぜ分析などがあります。一例になぜなぜ分析とは、
何か問題があれば「なぜなのか?」ということを5回繰り返していくとその真因を見つけることができ、それを
徹底追及して改善を行うという方法です。
今、グループ内で不正が続く理由を調査する委員会は、不正の
共通課題を指摘します。不正が起きてもモノを言えない風土、
従来の仕事のプロセスややり方が通用しない組織体制などです。
トヨタグループではトヨタ自動車を頂点に巨大なピラミッドと
なっていて、こうした風土を増長したとも考えられます。
組織や体制は長いこと変化がないとこうした風土になりがちで、それはどんな組織にもいえること
です。豊田会長は「原点に戻り、現場が自ら考え、動くことのできる企業風土の構築に進み始め、主権を
現場に戻す」ことを目指す、と述べています。
組織と言えば私たちの身近にも行政区という組織があります。トヨタ自動車とは規模が違いますが、「他山の
石」としてコミュニケーションを図り、風通しの良いものにしたいですね。 (晴明)

■2024.1.21
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無人探査機「SLIM(スリム)」が1月20日未明に、日本初の月面着
陸成功しました。米、ロシア、中国、インドに続いて世界で5カ国目の快挙ということになります。
最近の日本の宇宙開発事業は、2023年のH3ロケット初号機の打ち上げ失敗など暗いニュースが続い
ていましたが、久しぶりの明るい話題です。
さらにSLIMは着陸場所の誤差を100m以内に抑える「ピンポイント着陸」という高精度技術に挑戦し成
功し、「ムーンスナイパー(月の狙撃手)」と呼ばれています。この背景には国産技術を結集し、機体が
位置や姿勢を推定し飛行軌道を決めたり、エンジンや電池の小型軽量化などが図られていて、様々な
独自技術が示されています。特に興味を引くのは世界初の着陸方法です。従来は探査機の足で地面に
垂直に下りますが、あえて自ら倒れ込み柔道の受け身のような方式を行っています。この方式は今まで
着陸が難しいされてきた斜面やクレーター付近の探査に使える方法で、日本の技術力の高さを世界に
示したといえます。
人類の月探査の歴史は1960年代に米国と旧ソ連の冷戦時代から
始まります。世界で初めて旧ソ連が無人で月面への軟着陸に成功
すると、米国は威信をかけて有人月面探査「アポロ計画」に取り
組み1969年にアポロ11号で宇宙飛行士を初めて月に送ります。
しかしそれ以後は観測技術の高度化などによって月を観測する手法
が主流になりました。しかし、2010年代に中国が立て続けに
無人機の月面着陸を行ったことから、それに対抗した米国が有人月面探査「アルテミス計画」を打ちだします。
これから人類が新たに目指すのは水資源の可能性のある月の南極や未知の部分の月の裏側です。
今後は各国の水資源発見に向けた競争が激しくなると予想されますが、今回のSLIMの成功は日本も
その仲間入りを果たしたことになります。SLIMの成功が日本の宇宙開発技術の発展と月の平和利用
のために役に立ってほしいと願うばかりです。 (晴明)

■2024.1.14
中国の戦国時代(紀元前403~221)末期の思想家に韓非子という人がいます。孔子や孟子などと比
べてマイナーな印象がありますが、守株(しゅしゅ)や矛盾という言葉はこの人の考えから生まれました。
これらの話は有名なのでご存知の方も多いでしょう。
守株は童謡「待ちぼうけ」にも使われた故事で、ある日畑の切り株に兎がぶつかり亡くなりました。それを
偶然見ていた農民が獲物を持ち帰ります。次の日から彼は畑仕事をせずに、また兎が来ないかと待って
いましたが2度と来ず、農民は国の笑いものになりました。ここではいつまでも古い習慣にこだわると進捗
がない、ということを言っています。
矛盾の故事は次のような話です。楚という国に矛と盾を売り歩く商人がいました。矛を売るときは「この矛
はどんな堅い盾でも突き通す」と言い、盾を売るときは「この盾はどんな鋭い矛でも突き通せない」と言って
いました。それを聞いた客の一人が、「その矛でその盾を突いたらどうなるんだ?」と聞かれ、返答に困った
という話です。この話は、辻褄が合わないことや物事の道理が一貫しないときに使われます。
この韓非子という人は人間の性(生まれ持っている性質)は悪であるという「性悪説」を唱えました。人間の
性が悪であるという前提に立てば、性悪な人間は狡賢い知恵を発揮するのでちゃんと見極めなければ痛
い目に遭うということです。この世で善を行うことは多くの障害があり簡単ではなく、一人一人の悪を徹底
的に叩き壊す必要があると言います。そのためには”罰”があり、罰を普遍的に
実行するのは“法”ということです。
ハッピー団地でも、こうした考えに沿うような出来事が発生しています。
団地の東側のゴミステーションへの不法投棄が年末に2件続きました。
この場所は過去にも不法投棄が行われ、自治会でも何度か注意喚起を
行っています。こうした行為は、誰も見ていないからとか、バレない
だろうとかいった気持から行なわれるのでしょうが、まさに韓非子の
人間性悪説になるのではないでしょうか。おそらく団地以外の外部の人
がゴミを不法に置いていると考えますが、まずは私たち個人個人の身の回りをしっかり修めることでそうし
た不法行為をなくしていきたいと思います。 (晴明)

■2024.1.7
年が明け2024年がスタートしました。
年明けの1月1日は元日、元日の朝を元旦といいます。正月はおせち料理やお屠蘇、雑煮などで新年を
祝うのが風習ですが、最近では元日から店も開いていて正月といっても特別な感じが薄れてきました。
1月1日から3日までは3が日と言い、日本の官公庁や企業では休日となり1月4日が仕事始めとなります。
さて、ここでなぜ3が日であって、4が日、5が日ではないのか、「3」という数字には特別な意味があるのだ
ろうか、などと正月の休日に考えてしまいました。
そう考えると昔から「3」という数字は多くの言葉で使われています。一例を挙げると、日本三景、三大珍味、
三国志、三種の神器、万歳三唱、三者三様、三顧の礼・・・などがあります。嘉悦大学の国田圭三教授に
よれば「3という数字は両面性があって、曖昧な量つまり中立的で扱いやすい」と言います。
こうしたことから「3」が入る言葉は受け手が都合よく解釈するのでコミュニ
ケーションが成立しやすいそうです。たとえば「三日天下」「三日坊主」というと
「短い」という意味に取れますが、「石の上にも3年」といえば「長い」
ことを指します。受け手が疲れていたり、あるいは消極的だったりするときは
「3」を使うことが効果的であり、そのため不特定多数に向けた広告などは
「3」が向いているそうです。選択肢が多くなると人は負荷を感じます。
つまり人は選択肢が多いと選べなくなってしまうのです。
一方で万人にストレスを与えないためには、3択より2択の方がよさそうですが、
行動経済学では「人は端と端にはリスクを感じ、真ん中を選びたがる傾向にある」
といいます。すなわち2択だとリスクを取るストレスを感じ、4択以上になると選び取るストレスを感じるのが
人間の脳です。そのようなことから「3」という数字には人間にとって「居心地の良い」数字かもしれません。
それで正月3が日が休みになったかどうかについてはわかりませんが・・・。 (晴明)

■2024.1.1
2024年は辰年です。。
辰すなわち龍は中国では古くから偉大な生き物、神の化身、様々な霊力を持つものと考えられてきました。
東西南北を守る神の1つで東の方角を守るのが青龍です。龍は古来より中国の皇帝の象徴とされ、5本
の爪を持つ龍は皇帝だけが使える文様となっています。
日本でも龍は力の象徴で、水をつかさどる神として崇められてきました。しかし植物の成長に欠かせない
水の恵みというよりも、荒ぶる恐ろしい神としての性格が強くなっています。
さて、2024年は十干十二支でいうと「甲辰(きのえたつ)」の年になります。「甲」は十干の最初で物事の
始まりとして捉えることができます。「辰」は発芽した植物がしっかりと形になる勢いと大きな力、すなわち
成功と捉えることができます。この2つが合わさった甲辰は新しいことを始めて成功する縁起の良い年に
なると考えられます。前回の甲辰すなわち60年前は1964年で、アジア発開催の東京オリンピックが開
かれ、世界に日本の戦後復興を示した年になりました。
そうした前置きを踏まえて2024年を見てみると、8月にパリでオリンピックが開催されるオリンピックイヤー
です。それから選挙の年でもあります。11月に米国の大統領選挙があり、3月には予備選挙が始まります。
1月には台湾の総統選、3月にはロシアの大統領選挙があります。
日本でも9月に岸田首相の自民党総裁任期が切れ、その前の7月には
東京都知事選挙があります。
世界中で大きな選挙が続けざまにある年です。
しかし、私たちが一番気になるのは2024年の経済情勢がどうなるか
ということでしょうか。2023年は円安と物価高で苦しめられました。
2024年は1月に新NISAが始まり、6月に所得税減税が実施されます。
翌7月には新紙幣が発行されて、福沢諭吉から渋沢栄一にバトンタッチ
されますが、こうしたことで少しでも景気が良くなって私たち庶民の暮らしが
良くなることを期待します。
大荒れか、成長か、「甲辰」がどんな年になるか楽しみですが、来年の
2025年には「乙巳(きのとみ)」で大阪万博が開催されますが、
こちらもどんな年になるのでしょうか。 (晴明)

■2023.12.24
今の世の中は新聞やテレビなどのマスコミやネットニュース、Youtube、SNSなど、情報が溢れ
ていて、ややもすると情報洪水に流されてしまいます。
元NHKアナウンサーの鈴木健二氏は、日本人はことさら「情報の大海」に溺れやすい国民性が
あると言っています。情報を知るだけで満足し、情報を他人から隔離されないための心情手段
として利用するにとどまっています。
「情報」というのは①収集②分析・整理③判断・決断④伝達という機能の総称です。こうしたこと
から、1つのことをきちんと知るには、事実を正確に掴むことが半分、残りの半分はそれを考える
ことで構成される必要があるので、どちらが欠けても不十分です。そして、深く読み、深く聞き、
深く叩くという思考プロセスが情報に対する基本動作です。
それには「自分の目で確かめ、自信を持って判断したことだけを
信用する」といった姿勢が大事です。人間は常に楽観的か悲観的
かに偏って物事を見る傾向にあり、どちらかというと楽観的に
捉える習性があります。「こうなった方が自分にとって都合が良い」
という願望を込めて物事を見るため、それは明らかに事実とは
異なります。事実と、こうありたいという希望的観測の区分け
をしっかりしないと思わぬ間違いをしてしまいます。
また、情報を分析・整理した後も大切です。得られた情報から
最終的には決定=決断をする訳ですが、これは判断とは違います。判
断力は知のみで済まされますが、決定=決断は人間の
知・情・意に深く関わり合うので、どう決定するか、どう決断するかが重要です。
冒頭にも述べたように、現在は情報洪水で溢れています。情報洪水に溺れないようにしっかりと
自分で決断をしていきましょう。
ここで1つ、ユダヤの格言を紹介します。「知識は手の中に、知恵は生活の中に」。 (晴明)

■2023.12.17
2024年のNHKの大河ドラマは、1000年の時を超えて今も輝き続ける世界最古の長編物語
「源氏物語」を書いた紫式部と時の権力者藤原道長を描いたものだそうです。
今まで、織田信長や武田信玄といった戦国武将や坂本龍馬、西郷隆盛など、幕末の英雄の主役が多い中で
女性でしかもあまりドラマ化されないような人物の紫式部がどのように描かれるのかとても興味があります。
その紫式部が書いたと言われる「源氏物語」は、1000年以上を経た現在も大きく光り輝いています。
「いずれの御時にか。女御、更衣あまたさぶらひ給いけるなに・・・」で始まるこの物語は、主人公の光源氏
を通して、恋愛、栄光と没落、政治的欲望と権力闘争など平安時代の貴族社会を描いた作品です。
研究の歴史も古くは11世紀後半の院政期から始まり、江戸末期で600以上の資料があり、現在も研究
されています。
源氏物語を読んでいたのは、貴族だけでなく徳川家康や織田信長などの武家を始めとした時の政治権力者
も読んでいて、朝廷と深い関係を結んできました。
源氏物語が民衆に深く浸透するのは江戸時代です。原典は読まなくても、
戯作本が深く浸透しました。もう一つは遊郭によって広まります。
源氏物語は太夫といった高級遊女の必須の教養書で、遊女たちの
仮の名前「源氏名」もここから来ています。
明治期には、伊藤博文などが源氏物語の英訳本を通じ日本のイメージを
高め、外交にも利用しました。数百年前に既に日本にも欧州に負けない
豊かな文化があったことや紫式部のような教養や地位を持った女性がいた事実を誇示したのです。
このような日本が世界に誇る源氏物語を一度読んでみませんか。今では多くの人が現代の言葉に訳し、
わかりやすくなっています。携帯小説や漫画にもなっています。是非、日本を代表する文化に触れてみて
ください。 (晴明)

■2023.12.10
最近、「リスキリング」「リカレント」「アンラーニング」といった言葉が世の中を賑わしています。
変化の激しい時代を乗り切るにはそれに対応できる知識や技術が必要であり、そうした人材を確保する
ために企業が取り組んでいるものです。
こうした取り組みは仕事に直結していますが、それ以外に生涯学習といわれるものがあります。これは
豊かな人生を送るため、常に幅広い分野の事柄を学んでいくので学習内容を限定せず、学校教育、
スポーツ、文化活動、ボランティア活動、趣味の学びなど様々な分野に及びます。
私たちリタイア組はどちらかというとこうした生涯学習の分野での学びが中心となりますが、そうしたときに
どのような学び方をするのか、ということが重要になってきます。そんな中でも「独学」という方法があります。
昔から多くの人たちが独学で学び大きな成果を残してきました。
江戸時代に日本全国を歩いて測量して回り、「大日本沿海與地全図」を完成させた伊能忠敬は暦学(れきがく)
という学問を独学で勉強しました。暦学とは、太陽・月・暦の運行を観測
して暦(カレンダー)を作る学問です。
忠敬の成果には独学でこれらの学問が測量方法に生かされています。
同じく江戸時代、西洋ではニュートンとほぼ同時代に活躍した関孝和と
いう人がいます。この人は、和算の大家です。和算とは日本独自に
発達した数学で、高度な代数や幾何を解くという点では同時代の西洋の
数学と肩を並べるほどでした。関は独学で学び、当時のヨーロッパの
水準にそん色ない業績を上げました。
鉄鋼王のカーネギ―、発明王のエジソンなど日本だけでなく世界には独学で大成した人は数え切れません。
それでは独学で学ぶにはどうすればよいでしょうか。
現代はネットや本、新聞、テレビ、それに生成AIなど情報が溢れています。そうした中で、出典のはっきり
とした情報を通して視野を広げ、その判断基準を見つけることが重要になります。
そうすれば独学も楽しいものになり、知識も吸収できるでしょう。 (晴明)

■2023.12.3
2023年のノーベル生理学・医学賞の受賞者にはハンガリー出身でアメリカのペンシルベニア大学
カタリン・カリコ氏と同じくペンシルベニア大学のドリュー・ワイママン氏の2人が選ばれました。
カリコ氏らは人工的に合成した遺伝物質のメッセンジャーRNA=mRNAをワクチンとして使うための
基礎となる方法を開発しました。このmRNAは新型コロナウイルスのワクチンで初めて実用化されて
注目を集めました。
米国ファイザー社や独ビオンテック、モデルナのワクチンを私たちは何度か投与しましたが、これらが
mRNA医薬です。
mRNAというのは、細胞内でDNAの遺伝情報をもとにタンパク質がつくられますが、その際伝令役と
物質です。伝える遺伝情報に合わせて人工的に合成ができます。新型コロナワクチンの場合はウイルス
のたんぱく質をつくるmRNAを体内に投与すると、ウイルスのたんぱく質ができて、それを免疫が
記憶することでウイルスが侵入した際の感染予防に役立つのです。
mRNAをワクチンに利用するアイデアは1990年代からあり、体内で分解されやすいという課題が
あって実用化が進まなかったそうです。その壁を壊すことで今回のノーベル賞につながりました。
カリコ氏は、mRNAをただ生物に投与しても免疫によって除かれてしまうが、mRNAの一部を改変
すると免疫を逃れやすくなることを見つけ、これが新型コロナワクチンの開発に欠かせない成果と
なりました。mRNAは、構想の段階から30年が経過し、さらに周辺技術の蓄積も進みました。
こうして実用化に必要な条件が整ってきたmRNA医薬は創薬の傍流から主役になろうとしています。
カリコ氏の例のように、ノーベル賞を受賞する研究開発や技術開発には長い年月が必要です。
受賞者が授賞理由となった研究を発表した年と受賞した年には概ね25年のタイムラグがあります。
つまり、過去の遺産なのです。
ここ数年、日本人のノーベル賞受賞者が出ていません。
2019年の吉野彰氏以来です。たいへん残念ですが、
科学立国の危機を示す数々のデータが明らかになっています。
それを数年前からさまざまな研究者によって指摘されていましたが、
具体的な形で表したのが英国の科学雑誌「Nature」の
2017年3月号で、日本の論文数の国際シェアの低下を分析し、
失速していることを指摘しました。
このままでは日本は科学の2流国になってしまいます。既になっているかもしれません。なんとか
するには国が大学や研究機関への予算を増やすことです。そして若い研究者の環境を良くすることです。
若返りが要ります。
身近なところでハッピー団地を見ると同じように若返りが必要です。現在の役員の主力メンバーの
平均年齢が70~75歳です。このままだと5年後には75~80歳になり行政区活動が滞ります。
すぐにでも世代交代が必要です。
そこで65歳以下のみなさんには積極的に行政区の活動に参加していただきたいのです。
そうしないと日本人のノーベル賞受賞と同じようになってしまいます。 (晴明)

■2023.11.26
宴会の席で「とりあえずビール」と全員がジョッキで乾杯をするのは昔の話になりつつあるらしい。
かつては居酒屋の1杯目といえば「とりあえずビール」と注文していたのが、お客が好みのお酒を
それぞれ注文するようになっているといいます。
ビール市場は1994年のピーク時に約700万キロリットルだったが、2021年は約200万キロリットル
にまで落ち込んだ。英国の調査会社によれば、ビールの販売量が毎年2%ずつ減少し、2050年代
には現在の半分、ピーク時の10分の1の規模にまで縮小する見通しだといいます。
その要因の1つには、若者のアルコール離れがあります。健康への配慮から
お酒をあえて飲まないZ世代も多くなっています。Z世代の8割が日常的に
お酒を飲みたくないといいます。
私たちの世代は、友人や同僚との交流に「まずはビール」でお酒を酌み
交わすことでしたが、現在では交流が多様化していて、趣味を一緒に楽しん
だり、散歩しながら語り合ったりすることでコミュニケーションを取ります。
よって私たちがこれから孫たちとコミュニケーションを取ろうと考えたとき、
「ノミニケーション」ではなく何で取ったらいいのか悩んでしまいます。
そんなことにならないようにお酒以外の共通のものを持っていないと
何も聞いてくれないかもしれません。なかなか難しい時代になりました。 (晴明)

■2023.11.19
生成AIによる情報は膨大なデータから予測された解を出します。そのプロセスはブラックボックスであり、
人間は理解も思考もない中での解です。それが非常に役に立つ場合もありますが、そうすると人は全く
何も考えずにパターン認識のようにAIに頼ることになります。それは大きなリスクであり、AIの負の影響です。
もし、AIが誤情報をもっともらしく生成しそれが情報空間に拡散したら、情報空間全体を汚染することになり
ます。そうした危険性のある生成AIに対して、私たちはどう向き合えばよいのでしょうか。
英国の科学雑誌ネイチャーが研究者にアンケートを取ったところ、半数以上が「今後10年んでAIが自分の
研究に不可欠または非常に役に立つ」と答える一方で、7割が「理解せずにパターン認識に頼る負の影響が
ある」といっています。
チャットGPTも含め、機械というのは本来中立的なものです。
その中立というのは「知性」に基づいたものではなく、なにもない
「空洞」の状態です。そのことをAIを使う人間が心に留めておく
必要があります。つまり、AIが出した答えを人間が理解して使う
ことが大切です。科学の重要な目的が、自然の「理解」にあります。
「理解」とは観測した現象がどうして起きるのかを説明することです。
物事を理解するのに人間は考えます。考えるには人間の知性が必要です。
社会において重視すべき価値は何か、ということを問いかけてみましょう。
AIは既に人間の能力を超えている部部もありますが、重要な意思決定においてAIの利用は補助的であって
常に慎重さが求められます。自らの倫理的価値観を明確にし、AIに向き合っていきましょう。私たちは今、
そういう時代に生きているのです。 (晴明)

■2023.11.12
人間の社会は死を恐れるあまり「永遠の命」を求めることで科学技術を進化させ、文化、文明や宗教を
発展させてきました。「永遠の命」つまり「不老不死」とは言わないまでも、「不老長寿」という生き続けると
いう強い内面的な衝動は、人間の欲求の中でも最も基本的なものです。
今日、寿命が延びたといっても100歳まで生きる人の数は多くありません。米国、英国の人口に占める
割合は0.03%前後だそうです。
これまで平均寿命が延びてきたのは、感染症などの死につながる病気への対応策が進んできたからです
が、最近の研究では老化を遅らせることによって寿命を延ばすことを目指しているといいます。
そのベースにあるのは老化に伴う生物学的プロセスを操作するという考え方で、体内に不要になった「老化
細胞」を除去する医薬品などの開発が進んでいます。ただ、健康細胞に対するリスクも考えられるので、
実用化はまだ先の話でしょう。
老化細胞の除去によって老化は遅くなる可能性はありますが、
脳のキャパシティーには限界があって、今後
脳の通常の老化に適応する方法を見つけることが迫られるといいます。
それでもこうした研究によって人間がより健康的に長生きをして、
多くの人々の寿命が大幅に延びれば、世界をもっと楽しむことが
できるようになり、その影響は多方面にわたると考えられます。
寿命が延びれば働く期間は長くなり、もっと未来の気にかけるように
なるかもしれません。長生きは資本のを蓄積し、家族はより多くの
世代にまたがるようになります。
長寿も健康であれば、楽しみが増えることを改めて考えさせられます。 (晴明)

■2023.11.05
直近では体調不良のため筆を取れず暫く間が空いてしまいました。それでも世の中では、日々いろいろ
なこと起こって変化をしているのは世の常です。
さて、人口減少や高齢化といった課題はここ数年ずっと叫ばれてきたもので、克服できなければ日本の国力
はどんどん低下をしていきます。
現在、日本の人口は約1億2600万人ですが、50年後には約8700万人(現在の約70%)となり、その
4割が65歳以上の高齢者になります。今から10年後の2033年には全国の住宅の3戸に1戸は空家となり、
市町村の半数が消えると予想されています。
個のように社会が縮小してくると、労働力が不足し、経済力、技術力、そして日本の文化力がおり、日本
全体の総合力は低下をします。
こうした潮流はさらに広がっているので避けられません。したがって、人口減を前提に物事を考えるしかあり
ません。人口減少に対する悲観論をやめ、働き方や暮らし方など社会の仕組みを大きく変えていくしか
ありません。
しかし、日本全体を見てばかりもいられません。身近なところで、
私たちの住んでいるハッピー団地を考えて見てください。2023年
の人口ピラミッドはおそらく70代が大きく膨らんでいます。
60代、80代と続き、50代、40代とどんどん細くなっています。
10代以下はほんの僅かといった花瓶型といわれる形になっています。
現在、ハッピー団地への転入は年に2~3軒で、転出等の人口減少と
合わせるとプラスマイナスゼロといったところです。このような状況なので、
年を追うごとにその花瓶の一番太い部分が上昇していきます。そして
10年後を想像してみてください。
現在、そうした状況にあることを認識し、私たちの暮らし方や行政の仕組みを変えていかないといけません。
みなさん、もう一度足元を見てみましょう。 (晴明)


■2023.9.2
最近はコロナウイルスの話題も減り全個々各地では花火大会や夏祭りが復活しています。矢板市でも
10月には恒例の花火大会が開催される予定です。
私たちのハッピー行政区でも4年振りに夏祭りが開催され、久しぶりに多くの人々が集い、会話も弾んだ
ようです。
コロナ感染者が減少しているとはいえ皆無になった訳ではなく、微増傾向にあるので過去の祭りと同様
の規模での開催とはいきませんでしたが、それでも開催できたということは喜ばしいことです。
祭りというと吉田兼好の徒然草の一節を思い出します。
祭りの味わい方は当日ばかりでなく、祭りの前後の気分をあじわってこそ本当に祭りを見たといえます。
ワクワクするような期待感に溢れた前日や、人波が去った会場に一抹の哀愁
が流れる祭りの後、こうした祭りの前後、つまり祭りの始め・盛り・終わり
の三様の姿を通して時の流れに浮かぶ人間の営みの一つとして、祭りの本当
の姿を見ることが出来ると言います。
「無常観」を中心思想として兼好ならでは祭りへの評価です。人の命も人の
世も、そのように儚いから生きる価値があると言っています。
ハッピーの夏祭りは、なんとか今年は無事に終わりましたが、来年もまた
開催できるといいですね。 (晴明)
■2023.8.26
「海は広いな大きいな、・・・」と歌にあるように地球の表面積の71%は海で、約14億立方キロメートルの
水が存在します。そこへ、福島処理水の放出が始まりました。
2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた東京電力福島第1原子力発電所の敷地内にたまる処理水です。
処理水は約137万トンあり日々増え続けていますが、今年度は約3万トンを流します。
それでも放出が完了するには30年かかるそうです。
処理水というのは東京電力福島第一原発で発生した汚染水から大半の放射性物質を取り除いた後、大量の
海水で薄めた水のことです。東電の計画では、多核種除去設備(ALPS=アルプス)で除けないトリチウムの
濃度を国の放出基準の40分の1(1リットルあたり1500ベクレル)未満にします。
ちなみに1リットル当たりに含まれるトリチウムの基準は次のようになっています。
法令の放出基準 60000ベクレル
WHO(世界保健機関)の飲料水のガイドライン 10000ベクレル
したがって、1500ベクレルというのはかなり少ない値ということになりますが、
そうした科学的な基準値だけで判断できないのが風評被害というものです。
こうした問題は私たちの身近なところでもありました。福島原発事故で発生した
汚泥や灰などの指定廃棄物の処理が当初矢板市が候補に挙げられ猛反発により撤回
されました。さらに隣の塩谷町でも反対運動が行われています。
いくら科学的には安全と言われても直接自分の身に降りかかってくると抵抗感があります。福島の農家や
漁師の方の気持ちがわかります。 (晴明)

■2023.8.19
新型コロナが世界を変えたものの1つにマスクの着用があります。コロナの分類が2類から5類になった
ことや猛暑の影響で装着率は減ってきましたが、まだ多くの人が外出をするときなどにマスクを着用して
います。
マスクがあると顔が誰であるかを認識する能力が低下します。人類が視覚と一緒に培ってきた「ぱっと見」
で顔全体を捉えることができないためです。
霊長類が高等になり社会性が増すと顔の露出が多くなりますが、それはコミュニケーションのためと言わ
れています。顔面による表情の伝達は顔の下半分が多いため、マスクで隠れると相手の顔をよく覚えられ
ません。
顔の表情は個人や感情の象徴で、顔をお互いに見ながら社会は成り立ってきたので、顔の認識を妨げて
社会の規範を揺るがすマスクを科学者たちは仮面としてとらえました。
ところが予想に反して、マスクが道徳意識を高めるという現象が確認できたといいます。マスクで顔を隠すと
羽目を外しがちとなるという見方は誤りで、マスクが道徳的なシンボルとなって正しい高度を選ぶように
導いたとの考えです。
感染症の拡大時にマスクを奨励し、間接的に市民の道徳意識を高める国が
出てくるとも考えられます。
一方でマスクの着用は自由を奪うといった議論にも及びます。
今、新型コロナの感染は落ち着きかけていますが、別の感染症が発生すれば
再度マスクの登場も増えてきます。
この機会に私たちはマスクとどう向き合うのかを考えてみてはいかがでしょうか。 (晴明)

■2023.8.12
「石川や浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」と石川五右衛門が辞世の句に残した、とか
言われていますが、人間の本性として世の中にはそれだけ悪事がはびこっていることかもしれません。
先日もハッピー団地の中で窃盗の被害がありました。矢板のような小さな街でもそうした犯罪が発生をする
ので私たちも十分に注意をしなければいけません。
盗難は被害に遭ってからでは遅いので、事前防止のためにできることを日頃から準備しておくことが大切
です。
・鍵かけ : 家のカギは必ずかけましょう。
・声かけ : 近所で声をかけ合いましょう。
・心がけ : 日頃から防犯意識を持つように心がけましょう。
空き巣、窃盗の被害に遭うと大切な財産を失ってしまうとともに、「自宅が見知らぬ者に
侵入された」という精神的に大きなショックを受けることなります。普段からドアや窓
などへの「防犯対策」や「戸締り」を心がけ被害に遭わないようにすることが重要です。 (晴明)

■2023.8.5
「風の谷のナウシカ」や「千と千尋の神隠し」などのアニメ作品をヒットさせてきた宮崎駿監督の最新作
「君たちはどう生きるか」が7月14日に公開されました。
このアニメ映画のタイトルは吉野源三郎氏の小説と同じで、宮崎監督がこの小説からタイトルのみを
借用し、全く内容の違う作品に作り上げたものです。
もともとの小説は1937年(昭和12年)に出版された児童向けの哲学書であり道徳の書で、2017年
に漫画化され、80年の時を超えて200万部のリバイバルヒットした作品です。
原作者の吉野氏は岩波書店の雑誌「世界」の初代編集長を務め、岩波少年文庫の創設にも尽力しました。
物語は男子中学生(旧制中学校)の主人公コペル君が叔父さんとのやり取りを
通じて人の生き方を学び成長していくものですが、その中には現代に生きる
私たちにも訴えるものがあります。普遍的で本質的なものは80年を経た
今でも色あせずに輝いています。
この小説が書かれたのは、日本国内の軍国主義が進んで日中戦争の泥沼に
入っていくという時期で、激動の時代といわれています。しかし、現代も
同様に予測が困難なことに変わりありません。
そうした時代を生き抜いていくために、みなさんもぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。
特に若い世代の人に読んでほしいと思います。 (晴明)

■2023.7.28
2023年の関東の梅雨明けは7月22日でしたが、梅雨明け前から関東地方では猛暑日が続いています。
7月20日から8月7日までが土用の期間となっていて、この時期は特に体調を崩しやすいので、旬のものを
食べて体を休める期間と言われています。暑い夏を乗り切るために滋養のあるものを食べるのもそうした
ことからですが、特に土用の丑の日にうなぎを食べるようになった話は有名です。江戸時代に商売がうまく
行かないうなぎ屋から相談を受けた平賀源内が、「本日、土用丑の日」と書いて店頭に貼るように勧め、
大繁盛したことが始まりと言われます。
土用というのは陰陽五行説に由来するもので、夏の季節だけではなく1年のうちに4回存在します。
立春、立夏、立秋、立冬の直前の約18日間を言います。
陰陽五行説では宇宙は「2つの陰陽」と「5つの元素(火、金、土、水、木)」から
できていると考えられていて、春は「木」、夏は「火」、秋は「金」、冬は「水」が
支配し、残った「土」を各季節の終わりに当てはめたことから土用と言います。
一般的には立秋前の夏土用をさし、暑中と呼んで「暑中見舞い」を出す時期でもあります。
前述のようにうなぎを食べる習慣は江戸時代からですが、うなぎはビタミンやミネラルが
豊富で、目の健康の維持や肌を老化から守り、認知症予防にも期待できると言います。
今年の異常な猛暑にもうなぎを食べて乗り切るのもいいかもしれません。 (晴明)

■2023.7.21
矢板市の公民館活動の中に「花いっぱい運動」という活動があり、ハッピー行政区でも毎年参加をして
います。公民館周辺など、行政区の中にある花壇を競うもので22年度は努力賞をいただきました。
昨年の審査日は8月5日頃でしたが、今年は7月28日頃ということで少し早まり、花壇の手入れをされて
いるグループの方々も見ごろの時期を調整するのに苦労をされています。
そんなときに「花さかじいさんの灰」があったらと思います。
しかし、最近の研究で花の開花の時期を操る物質の開発が現実味を帯びてきたといいます。
枯れ木は無理でも生きた植物に効く化合物は既に研究されています。
「フロリゲン」という植物のたんぱく質は花を咲かせる時期が近づくと葉で作られます。茎の先端に移り、花の
元になる花芽を作ります。このフロリゲンの働きを調節して開花を操り、「花さかじいさんの灰」を目指します。
こうした技術をいろいろな農作物に応用できれば、収穫時期が正確に分かり、
作業を効率的に行うことができます。
また、開花を操る物質が実現すれば、気候が変わっても安定して花を咲かせることが
でき、地球温暖化対策にもなります。
研究が進歩して、私たちの「花いっぱい運動」にも使えるようになると審査の時期を
気にしなくてもよくなりますね。 (晴明)

■2023.7.14
WBCやMLBで大活躍しているエンゼルスの大谷選手は12時間も睡眠をとるそうで、それがパワーの
源泉になっています。
人の睡眠は記憶など脳の働きと関わり、不足すれば体や心に不調をきたします。
睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠の2つの状態があることは良く知られています。最近のスマートウォッチ
では、これらを計測し表示できるものもあります。
人の睡眠のうち75%がノンレム睡眠、25%がレム睡眠であるといい、眠るとまずノンレム睡眠に入り、
その後レム睡眠となり、人により差はありますが約90分周期で交互に繰り返します。
ノンレム睡眠が深い眠り、レム睡眠が浅い眠りといわれていますがそれは誤解に
近いそうです。ノンレム睡眠は脳の活動が低下し、心拍や呼吸が低下する一方で、
レム睡眠は脳が活発に動いて心拍や呼吸が上昇します。
いずれにしても、私たちの生活の中では睡眠は非常に大事な時間であり、しっかり
と取って生活のリズムを守っていきたいものです。 (晴明)

■2023.7.7
携帯電話はどの方向に向けていても通話することができます。それはアンテナを複数内蔵していて、受信した
信号のうち電波状況の良好な方向の信号を使用するダイバーシティ方式を採用しています。
このようにダイバーシティというのは多様性を意味する言葉で、最近、ニュースなどでも良く聞かれますが、
このときは性別、国籍、年齢、学歴などを問わず、多様な人材を活用し、各人が組織の一員として十分に
力を発揮できるように支援し、企業の成長と個人の幸福の両方を実現しようとする考え方です。
多様性と対峙する言葉に同質化があります。同質化の組織はこれまで、日本の企業などで強みとなって
いました。チームの意思疎通や結束が容易で、合意形成が早く、効率的に仕事も
進みます。
しかし、問題点もあります。自分たちの認識と矛盾する情報を受け入れず、集団志向
によって意思決定を誤るリスクが高まります。
したがって近年は、日本でも仕事と私生活のバランスを重視するワークライフ
バランスと関連し注目されており、自治会のような組織でも多様性が重要と考えられます。 (晴明)

■2023.6.29
みなさんは「シナジー効果」ということをご存知ですか。最近よく使われる言葉なのでどこかで聞いたことが
あるかもしれません。
日本語では「相乗効果」といいます。複数の原因が重なって、個々に得られる結果以上になることとか、
全体の合計が部分の和よりも大きくなることです。簡単にいうと1+1が2ではなく3、4、5といった数値に
なることですが、こうした相乗効果を得るにはどうしたらよいでしょう。
スティーブン・R・コヴィー博士は著書「7つの習慣」の中で3つのポイントを挙げています。
①相違点を祝い貴ぶ、②内面の安定性を保つ、③信念を持って辛抱強く取り組む。
私たちは無意識に自分と異なる意見を警戒します。相手との違いをポジティブに捉え、
相違点こそシナジー効果を生む原動力と考えましょう。一時的な感情に身を任せず、
自分が実現したいビジョンを見据えて、中長期的に考えて信じた道を進むことです。
特に自治会のような多くの人々が関わる組織では、シナジー効果をつくり出すことに
よって大きな成果が得られるはずです。 (晴明)

■2023.6.22
NHKの朝ドラ「らんまん」の主人公は日本植物学の父といわれる牧野富太郎博士がモデルになっています。
牧野博士の名言に「世の中に”雑草”はない。どんな草にだってちゃんと名前がついている」という言葉があります。
これはどんな植物にも固有の名前があり、それを無視して「雑草」「雑木林」などと人間にとって要不要だけで
分類するのはおこがましいという主張です。
同じような言葉を昭和天皇も仰っています。侍従が吹上御所で「雑草」を刈ったことを伝えると、「どんな植物
でもみな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考え方でこれを雑草と
決めつけてはいけない」と注意したそうです。
昭和天皇は牧野博士を皇居に招いて植物学のレクチャーを受けたことがあるので、影響を受けたのかもしれません。
さて、ハッピー団地では今年度の空地の草刈が始まりました。年3回のうちの第1回目です。
牧野博士や昭和天皇には叱られそうですが、私たちは名前も分からず団地の草花を刈って
しまいます。
団地がきれいになるには必要なことなのですが、それぞれの草花の名前とは何だろうと思い
巡らせて刈ることでそれぞれの命を大事にする気持ちも育めるのではないでしょうか。 (晴明)

■2023.6.15
コロナ禍が収束に向かい人々の移動が多くなってきました。コロナ前の8割まで回復とか、コロナ前を超えたとか
いう声が聞かれます。
ライフネット生命保険の創業者で現立命館アジア太平洋大学学長の出口治明氏は、「これからの時代を生き抜いて
いくには自分のアタマで人とは違うことを考える能力が必要になる。人と違うことを考えるためには多様なインプットが必要で人はそれを『人から』『本から』そして『旅から』学ぶ以外に学ぶことはできない」と仰っています。
また、世界を旅してきたジャーナリストのペール・アンデション氏は著書「旅の効用」で、旅こそ私たちにとって
最高のセラピーであり、自分を育む行為にほかならないと言っています。
見知らぬ土地へ行き、初めて見るもの、初めて口にするものなどに触れるのは楽しいですがそれだけではありません。
日常のしがらみから離れ、新しい経験をすることでストレスを軽減したり鬱などを抑制するそうです。
松尾芭蕉、西行、若山牧水など、昔から旅を愛し友とした人はたくさんいました。
今の時代はそうした人たちから比べればとても気軽に旅を楽しむことができます。
季節も旅に出かけるにはちょうどよくなってきました。
この機会に日常を忘れるもよし、何か目的を持って出かけるもよし、人との出会いを
求めるのもよし、思いきって矢板の街を飛び出してみてはいかがでしょうか。 (晴明)

ハッピー・コミュニティ内ガーデン散歩
風かおる・今年はどのお花も例年よりも
早く咲き始めました
ご近所のお庭を散歩してきました
ガーデンの作り方、表情をお楽しみください
ハッピー会館の庭




Y 邸




K 邸


S 邸


T 邸


T 邸


A 邸
N 邸




O 邸


I 邸


H 邸


今週のひとこと
■2023.6.8
多数の人が出入りする施設は特定用途防火対象物といい、年2回以上の消防訓練を必要とすることが
消防法で定められていてハッピー公民館も該当します。
訓練の内容は、総合訓練もしくは消火・避難訓練を含む部分訓練とあり、ハッピー行政区もそうした指導に
則って毎年実施をしています。
今年度も第1回目の訓練が5月に行われましたが、新型コロナの感染拡大がすこし収まってきたこともあり、
消火・避難訓練に加えて応急措置(心臓マッサージとAED)の訓練も合わせて行われました。
こうした訓練を実際に行うことが面倒と感じる方もいらっしゃると思いますが、訓練はとても大事なものです。
文字や言葉など「知識」として学習することとは異なり、「訓練」というのは実際に何かを行わせること、何か
をできるまで習熟させることをいいます。
したがって、消防や警察・軍隊などでは特に身体的な強靭さや認知、判断、行動の速さ
などが求められるため、平素から実際に起こりうる様々な状況を想定して実践的な訓練
が繰り返し行われています。
私たちも、そうした人たちほどたくさん訓練を行うわけではありませんが、避難経路を
覚え、災害発生時にパニック状態にならないように年2回程度でも訓練を行うことは
とても重要なことだと改めて感じました。(晴明)

■2023.6.1
2022年4月1日から民法の青年年齢を20歳から18歳に引き下げることを内容とする法律が施行され
ました。よって成人式も2023年からは年齢を下げたりしましたが、これらの人たちを挟んだ1996年
~2014年に生まれた人をZ世代と呼ぶそうです。
Z世代問という名称は『ジェネレーションX』(ダグラス・クープランド著)から由来していて、Z世代以外にも
1965年~1980年生まれをX世代、1981年~1990年代後半をY世代と言います。
現在Z世代の中心世代は10代半ばから20代半ばの人々で、日本では少子化の影響で圧倒的に人口
が少ない世代です。
彼らの特徴はデジタルネイティブ、SNSネイティブ、スマホネイティブです。またダイバーシティ(多様性)、
インクルージョン(社会的包摂)を重視し、VR(バーチャルリアリティ:仮想現実)など新しいテクノロジー
への関心が強い傾向にあります。
こうした人々に対し、私たち昭和生まれの人間は結構寛大で「今は我々の常識は通じない」と考えるようです。
そのZ世代が最近アナログレコードを購入していてその売り上げが右肩上がりに伸びています。
日本だけでなくその傾向は世界的なもので、その人気を牽引しているのが10代~20台のZ世代だそうです。
Z世代が好んでいるのはアナログレコードだけでなく、レトロなファッションや昭和
ポップスなどクラシカルなものです。その理由はデジタルネイティブに対するアナログ
感とサブスク(所有しないこと)に相反する所有感だそうで、アナログレコードに
限らずフィルムカメラのように手間のかかるアナログ的なものに楽しみを見出しています。
このように今の若い人たちが私たち昭和世代とは違う楽しみ方を感じているレトロな
ものを、押入れからもう一度引っ張り出してみると新たな楽しみが見つかり、気持ちが若返るかもしれません。 (晴明)

■2023.5.26
今、「チャットGPT」の話題が賑やかです。「Google登場以来のビッグバン」などとも言われています。
GPTとは「Generative Pre-Trained Transformer」の略で、何千億個ものパラメーターを用いた
生成人工知能(AI)で、人間のような自然な文章やイラストを作り出すことができます。
チャットGPTは米国の新興企業オープンAIが2022年11月に公開したAIで、公開から2ヶ月で世界の
利用者が1億人を超えたとされています。
今のAIブームは深層学習(ディープラーニング)と呼ぶ技術革新によって10年ほど前に始まりましたが、
近年は多様で汎用的な作業ができる「基盤モデル」と呼ばれる技術が著しく進化しています。
基盤モデルは言語や映像など多様で大量のデータを学習に使い、翻訳や画像認識、イラスト
描画など多くの要望にこたえられる人工知能です。ただし、1回の学習に億単位の投資が
必要で、データ更新がたいへんになるという課題があります。
こうした技術はメール、広告文、会議資料、報告書などの生成に役に立ち、人間よりも賢く
なりつつありますが完璧ではありません。事実と異なる内容を生み出すこともあります。
さらに、ニセ情報などの拡散に悪用されるリスクもはらんでいて、これからの課題です。
AIの安全性や信頼性の向上を世界で協力したり、生成AIを規制する動きも具体化して
います。
それでもAIを活用することは人間社会が直面する多くの課題を解決することは間違いありません。
ハッピー団地が抱える少子高齢化にも有効ではないでしょうか。例えばハッピーだよりの発行や
回覧物の作成、班長の仕事を減らすなど、まだまだありそうです。 (晴明)

■2023.5.19
現代社会では物を数えたり表したりするのに「10進法」を用いています。数が10になると桁が変わります。
10進法を使う理由には諸説あるそうですが、人間の指が5本ずつ生えていて両手で10本あるからといわ
れています。
ところが数学的に美しいのは「12進法」だと言われています。12は2、3、4、6で割り切れるので2等分、
3等分、4等分という考え方は幅広く普及していて、分数や少数が生じにくいから極めて便利で美しい数字です。
人間の文明の中には今でも12進法を使っているところがあります。
例えば、1ダース=12、1グロス=12ダース、1フィート=12インチ、1年は12ヶ月、1日に24(12×2)時という具合です。
また、英語の数の読み方では11のことをイレブン、12のことをトウェルブといって、13からサーティーンに
なり、以後××ティーンとなります。つまり1~12までの数には固有の名があって、
これはまさに12進法の考え方です。さらに、小学校6年、中学校3年、高等学校
3年の合計は12年です。
音楽の世界での平均律(1オクターブなどの音程を均等な周波数比で分割した音律)
は12平均律が一般的です。(ピアノの鍵盤で1オクターブのドからシまでに白が7個、
黒が5個の12個の鍵盤がある)
英国の陪審員は12人。ギリシア神話にはオリンポスの山の山頂に住んでいると
伝えられるのは12神です。
まだまだ多くの12進法に行き当たると思いますので、身の回りを探してみてはいかがですか。
新たな発見があるかもしれません。 (晴明)

■2023.5.12
遺伝子解析技術や人工知能(AI)の進歩が「日本人らしさ」を次々と解き明かしています。
下戸の人が多いといわれる日本人ですが、それは進化の結果でした。
遺伝子情報を司るゲノムの過去一万から二万年の間に周囲に合わせて変化した部分を調べると、日本人
はアルコールを代謝する酵素を作る部分での変化が際立っているといいます。
酵素は酒の成分のエタノールや酒を飲むと体内に出来る有害物質のアセトアルデヒドを分解する働きが
弱いと、有害物質が減らずいわゆる「酒に弱い体質」となります。
これまで日本人の酒に弱い体質はある程度分かっていましたが、長い時間をかけて酵素が働きにくくなり、
酒に弱い今日の日本人への進化しました。つまり日本人は進化とともに酒に弱くなったといいます。
ゲノムを調べことは日本人の成り立ちを知るということのほか、医療への応用があります。
ゲノムと病気の研究は欧米が先行していましたが、遺伝的な背景が異なる日本人は
病気の仕組みや薬の効きやすさが違います。
日本人特有のゲノム配列データは地域の特徴を創薬や予防医療の研究にも生かせる
だけでなく、人類の進化の歴史をひもといてくれるかもしれません。 (晴明)

■2023.5.5
中島みゆきのヒット曲に「糸」という歌があります。「織りなす布はいつか誰かを暖めうるかもしれない・・・・・」
と歌い上げるのですが、人生はその織物を紡いでいく作業に似ています。
目に見えない縁(えにし)の糸を手繰り寄せたり、結んだり、もつれたり、切れたり。
この「縁」という漢字は、もともとは織物のへり飾りの部分を意味する字だそうで”えん”、”えにし”、”ゆかり”、
”ふち”、”へり”などと読みます。
「縁」ということに関連し「一期一会」という言葉が卒業式の挨拶などでよく使われます。一生にただ一度の
貴重な出会いであるという意味で、もともとは茶道の心得から来た言葉です。「一期」とは一生の意。何度
主人と客としての関係を持とうとも、その日の出会いは一生にただ一度だけのもの
として交わるべきであるということです。
私たちの日々の暮らしも毎日々々は一生に一度です。その一日をどのように過ごすかは
自分次第ですが、ただ一度だけと考えると過ごし方も変わってくるかもしれません。
(晴明)

■2023.4.30
自分を磨くために学習することを表す言葉で一般的なのは「勉強」です。この言葉の本来の意味は努力し
て困難に立ち向かうことだそうです。「勉」は力を込めて励むという漢字で、「強」は硬いからをかぶった虫を
表しています。中国では「勉強」は気が進まないことを仕方なくするという意味ですが、学問をするという
意味で使いだしたのは日本人です。
日本人はほかにも学ぶということを昔からいろいろな言葉で表現しています。
例えば、「手習い」という言葉がそうです。「手」というのは文字の書き方のことでそれを習うのが手習いです。
「習う」の語源は「馴合う(なれあう)」で、もともとは教えてもらうのではなく何度も繰り返し接して身につける
ことです。
また、「稽古」という言葉もあります。今は芸能、武術などの練習をすることを言いますが、
もともとは「古(いにしえ)を稽(かんが)える」ということで、昔の書物を読んで学問を
するという意味だったそうです。
日本人はこのように多くの言葉で自分を磨くことを表してきましたが、習い事や学問に
限らず日常でもたくさんのことを学ぶことが出来ます。
身近なところでは、栃木県のシルバー大学北校が矢板市にあります。矢板市の生涯学習活動やスポーツ
教室の募集もあります。さらにハッピー公民館でも同好会などで、英語、書道、俳句・川柳、絵画など楽しみ
ながら学ぶことが出来ます。年度初めのこの機会に思いきってスタートしてみませんか。 (晴明)

■2023.4.22
WBCで日本人メジャーリーガーの大活躍は記憶に新しいところです。米国流の価値観では人生の
目的は成功が全てですが、成功してスターになれるのは一部の人のみです。
しかし日本人にとっての幸せは、社会的な成功や名声だけでなく『生きがい』を見出すことであると脳科学
者の茂木健一郎さんは述べています。
生きがいとは『生きる喜び』『人生の意味』を指す言葉で、仕事で成功を収めなくても楽しみながら見出せる
目的です。
日本人の健康寿命の長さの秘訣がこの『生きがい』であり、海外でもこうした生き方が評価されています。
では『生きがい』とはどのように見つければよいのでしょうか。
茂木さんは、身近なことや極めてプライベートなものに着目することから始めるとよいといいます。
例えば、学生時代に熱中した音楽や運動、趣味などが生きがいを探す上でのヒントになります。
一方で、人工知能(AI)が将来、人間から多くの仕事や趣味を奪うと生きがいも失われるのではないかとの
心配があります。茂木さんは、この点については楽観視されています。
反対にAIの普及で教育コストが下がり、学びのチャンスが増えていくと
いいます。さらに日本人の細やかな感性が、生きがいなどの多様な考えに
生きてきます。
生きがいを味わうことに加え、学び続けることが幸せに長生きをするための
方法であるともおっしゃっています。
老化は避けられませんが学ぶ意欲を維持できる人は若々しくいられるということです。 (晴明)

■2023.4.15
週1回も外出しない状態を「閉じこもり」と言います。
もう少し詳しく述べると、行動範囲が家の中か庭に限られ、めったに家の外に出ず、生活機能や能力が
どんどん低下し、やがて寝たきりや要介護状態になることです。
「閉じこもり」の要因には3つあります。
①骨折や膝痛、病気の後遺症などで身体機能が低下するといった身体的要因。
②転倒に対する恐怖心や配偶者を亡くした喪失感などで、外出意欲をなくす心理的要因。
③近所付き合いがない、家の周囲に坂が多いなど外出を消極的にさせる環境を指す社会・環境要因。
「閉じこもり」について逆の見方をすれば防ぐことが出来ます。
つまり最低でも週1回外出をすれば悪循環から逃れられるということです。
高齢者の親が離れて暮らす場合は、週1回電話をして外出を促すことです。
自分が高齢者の場合は、積極的に外出をしたり、子供に電話をしてもらい
外出意欲を高めるとよいでしょう。
「危ないから外に出ない」は外出意欲を失わせるので禁句だそうです。
それと重要なのは、外出先で他人とどうかかわるかです。出来るだけ人と話すなど質の高い外出を心
がけるべきであるといえます。 (晴明)

■2023.4.8
政府は新型コロナの分類を5月8日に結核などと同じ2類から季節性インフルエンザの5類に変更
します。重症化や死亡のリスクが減少したオミクロン型が主流となり、ようやく出口が見えつつあるからです
が、今後の変異型がオミクロン級のように病原性が弱いという保証はありません。
厚生労働省の専門家組織による分析では、1年以内にオミクロン級のような変異型が1回以上発生する
確率は約35%だそうで、これは平均2~3年に1度のペースで発生するという計算です。
ウイルスの進化は世界の中期的な見通しに影響し、最良の場合は季節や地域による小規模な流行に留
まりますが、最悪は変異型に合わせたワクチンを広く接種し場合により強い行動制限が必要になります。
後者の流行が世界の広範囲に広がると「パンデミック(世界的大流行)」になります。
長期的に見ると新型コロナはインフルエンザのように感染者が一定レベルで発生する
「エンデミック(風土病的流行)」に至るという見方が多いようですが、その時期は
まだ見通せていません。
政府が新型コロナを5類に変更する今年の5月がその時期になるとは限らないので、私たちはまだマスク
や消毒液を手放すことはできませんね。 (晴明)

■2023.4.1
今年、2023年は司馬遼太郎、池波正太郎の歴史・時代小説の2大巨匠の生誕100周年に当たります。
2人は大正12年(1923年)に生まれ、数多くの作品を残し、亡くなった今でもたくさんのファンがいます。
直木賞の受賞など共通する部分もたくさんありますが、作風は異なっていて歴史小説、時代小説という
ように棲み分けられるかもしれません。
司馬正太郎は「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「峠」などの作品がありますが、いずれも代表作といっていいかも
しれません。戦国、江戸、幕末から明治と歴史を大胆に切り取って縦横無尽に活躍する人物像を描きました。
時代背景も大叙事詩的に捉え、その中からリーダーの資質などの教訓を学んだ人も多いのではないでしょうか。
一方の池波正太郎も司馬遼太郎と同様に、そのすべてが代表作と言えるほど多くの
作品を残しています。「鬼平犯科帳」「仕掛人・藤枝梅安」「剣客商売」などは小説
としてだけでなく、テレビドラマや映画で見た人も多いと思います。庶民的な登場人物
から感じる温かさや盗賊との間で繰り広げられる心理戦などに、人間の弱さや運命を
感じます。また食通としても知られ、食べ物の描写にはすばらしいものがあります。
池波が亡くなってから33年、司馬は27年が経過していますが、彼らの作品はまったく
色あせておらず、広く国民に受け入れられ愛され続けています。
長かった冬が終わり暖かくなってきた今日この頃、桜の花の下や若葉のもとで読書をするという
のも良いものだと思います。 (晴明)


■2023.3.25
昔から日本人は桜の花が好きです。
この「桜」ですが、いつからこのように日本人に愛される存在になったのでしょうか。
905年に編纂された古今和歌集では「花」といえばすでに「桜」を指すようになっています。
ハッピー公園ではまもなく今年も桜が咲き始めます。
桜と旅を愛する歌人として人気の高い西行法師は「願わくは花の下にて春死なんその如月の望月の頃」
という和歌を詠んでいます。お釈迦様の入滅の日は2月15日(旧暦で3月の中旬)。桜の花の下で死に
たいと願い、実際には2月16日に亡くなりました。
最近でもいろいろな人が桜をテーマにした曲を作り、歌っています。
さくら(森山直太朗)、SAKURA(いきものがかり)、さくら(ケツメイシ)、桜(コブクロ)、
桜坂(福山雅治)・・・と数え上げればきりがありませんが、それだけ多くの日本人に
愛されている花です。
なぜ桜は古代から人々の心をくすぐり、崇められる対象となったのでしょうか。
1つには長く閉ざされた冬を超え、春を待ち焦がれた感情をまるで表現したかの
ように淡い温かみのある美しい花を咲かせ、人々が春の訪れを実感します。
2つ目は桜の短い開花が「名残惜しさ」「生命の儚さ」を感じ私たちの心を魅了します。
そんな桜の花をすぐ近くのハッピー公園で堪能できるのは幸せですね。 (晴明)

■2023.3.20
元NHKのアナウンサーでジャーナリストの池上彰さんのテレビ番組の中で、「数学の因数分解や微分・
積分などは世の中に出てからは使わないのに、なぜ習うのですか?」ということを中学生が質問していま
した。確かに微分や積分など数学で習った記憶はありますが、それがどんなものかを説明しろといわれても、
思い出せない人も多いのではないでしょうか。そうだとすると、高校時代に習うことなどは役に立たない
のに何で勉強する必要があるのかと考えてもおかしくありません。
それに対する答えは「知識」と「知恵」の違いであるといえます。
微分や積分、物理の公式、英語の長文読解など、高校時代に習った知識は一部記憶に残っていても忘れ
てしまうことが多くあります。しかし、そうした知識を学んだときの基本的な考え方はいつまでも記憶に
残っています。ひとつの問いに対して解に至る道が複数あることを数学で学び、真実を求めてプロセス
を探す大切さを物理で学ぶなど、様々な知恵を学びました。学びは無駄ではないのです。
さらに学ぶというのは何歳になってもトライすることが可能です。
最近よく耳にする「リカレント教育」という言葉があります。やさしく言うと
「学び直し」ということです。自分がやりたい、学びたい、という気持ちがあれば
年齢に関係なく学べるような雰囲気が日本でも作られつつあります。
新しいことを学ぶというのはワクワクして楽しいものです。
学びは自分の人生を豊かにしてくれるからです。 (晴明)

■2023.3.15
今年2023年、桜の開花は3月20日に東京のソメイヨシノからスタートし、平年並みか平年より早いとの
予想です。この予想でいくと宇都宮は3月25日頃となっており、ハッピー公園の桜もそのころが見ごろに
なると期待されます。
桜は古来より日本人に最も愛された花で、多くの文学作品にも残されています。
清少納言は枕草子の中で「桜は花びらおほきに、葉の色濃きが、枝ほそくて咲きたる。(中略)いとめでた
し」(花びらが大きく葉の色が濃いのがほっそりとした枝に咲いているのがよい)といっています。彼女は
単に花だけでなく連関の中に美意識を見つけようとしています。また徒然草の吉田兼好は「咲きぬべき
ほどの梢、ちりしをれたる庭などこそ見けれ」(今にも花開きそうなつぼみの桜の梢や、
桜の花びらが落ちて散り敷いている庭などはとりわけみる価値が多い)といっています。
ものの盛りの美しさだけが必ずしも最高なのではなく、始め・盛り・終わりの全体が
無常の美でありそれは心で堪能するものだということです。
まもなくハッピー公園でも桜が美しく咲きます。どのように鑑賞するかはみなさん
次第ですが、楽しく桜の花を満喫できるといいですね。 (晴明)

■2023.3.7
まもなく2011年3月11日の東日本大震災から12年が過ぎます。震源地は宮城県沖で栃木県からは少し
離れていましたが、世界規模第4位のマグニチュード9.0を記録した大きな地震で、ハッピー団地でも道路
の亀裂や家屋の傾斜など多くの被害が発生しました。
12年が経過した現在でも、プレートの内部の破裂などで別の地震が発生しやすい状況が続いているとみられます。
一般的に本震が大きいほど関連する地震が発生する期間は長くなり、100年以上前の地震の余震が今でも続いて
いると考えられる事例もあるそうです。
余震には①本震直後に回数が多く時間とともに少なくなる②規模が大きな地震より小さな地震が多い、という
2つの特徴があります。
しかし、余震が収まっても地震の「安全宣言」は気象庁からは発表されません。
①完全に収まるまで数年以上かかる場合がある②収まりつつある段階でも大きな地震が発生することがある
③日本はどこでも大きな地震が発生する恐れがあり「安全」な状況は存在しない、といった理由からです。
このように巨大地震は決まった感覚で起こるとは限らず、すぐに起きてもおかしくない
半面、100年以上先に起きても不思議ではありません。
12年を迎える東日本大震災もその地震活動は現在進行形です。
いつ襲ってくるかわからない地震に対しては日々の備えが何よりも重要だということを
改めて肝に銘じておきましょう。 (晴明)

■2023.3.1
「早寝・早起きの習慣」「生活習慣」などと言いますが、習慣というのは長い間繰り返し行われていて、そう
することが決まりのようになっている事柄のことです。生まれつき身についたものではなく、学習によって
後から獲得され、繰り返しにより固定されていったものです。
ビジネスの世界でベストセラーになった「7つの習慣」という本の著者、スティーブン・R・コヴィー博士は
習慣について「知識」と「スキル」と「やる気」から成ると述べています。
知識というのは「何をやるか」「なぜそれをやるか」ということ。スキルは「どうやってやるか」、やる気は動機
で「実行したいという」気持ちだそうです。
私たちが何かを習慣として行おうとする場合、この3つのことを育てる必要があるといいます。
例えばウォーキングを始めようとしたら、「健康のため」「毎日3km、団地周辺を歩く」と
いうことが知識とスキルで、これらを毎日実行しようという強い気持ちを持つことで習慣と
なっていきます。
今何かを始めたいと思っている人、あるいは今やっていることを挫折せずに継続したいと
思っている人、そうした人は知識、スキル、やる気の3つのことが揃っているかを考えてみてはいかがでしょうか。
(晴明)

■2023.2.25
昨年の大河ドラマは鎌倉時代の話でしたが、鎌倉の末期に随筆の「徒然草」が書かれたことは多くの人の
知るところです。学生の時に必ず教科書に載っていて「枕草子」や「方丈記」と並ぶ名随筆といわれ、愛読
者も広く厚いものがあります。
この随筆の中心思想は「無常観」であるといわれているのですが、分かりづらいものです。
作者の吉田兼好はそれを季節の移り変わりの中に見出して、作品の中に書いています。
例えば第19段では、季節の移り変わりを賞美することは春・夏・秋・冬の四季の美しさを個別に味わうこと
ではなく、連続した季節の流れに心身をまかせこの移り変わる自然の姿、流れていく人の世の中がすべて
が無常です。ただし、それは悲哀だけを感じるのではなく、人間が生きる世界の本質なので逆らうことなく
心身を預けるべきものです。言い換えれば、無常の前では人は差別を超えてみな平等で
あって、それを保証するのが無常観ということです。
今年も立春が過ぎ、ハッピー団地の中にも梅の花がほころび、公民館の花壇では草花の
芽がでてきました。こうした季節が移ろう今こそ吉田兼好の唱えた無常観というものを
感じるのではないでしょうか。
(晴明)

■2023.2.20
最近は移動販売車の訪問などがありますが、ハッピー団地には食料品や生活用品を販売するお店が
ないので買い物や通院など生活には車が必需品です。その車が今大きく変わろうとしています。
変化の内容には大きく2つあり、1つは環境にやさしいEV(電気自動車)、もう1つは人に優しい自動運転
です。
自動運転と一言でいってもその中身はレベルがあって、現在はアメリカの「自動車技術会(SAE)」
の6段階の定義が日本を含む世界の主流になっています。
それぞれの概要は次の6つのレベルです。①自動運転機能のない従来の自動車②システムが警告
を発するだけで、自動車の制御はドライバー自身が行う③ハンズオフ(手の解放)で部分運転の自動化
④アイズオフ(目の解放)で条件付き自動化⑤ブレインオフ(脳の解放)で高度運転自動化⑥完全自動化。
現時点では③~④あたりのレベルで、世界の自動車メーカーがしのぎを削っています。
一方で、高齢化社会の日本では高齢者による事故が増え、免許を返納する人も多くなってきています。
車以外の交通機関や商店などが充実している都市部では、免許を返納しても生活に支障はありませんが、
ハッピー団地のような場所では明日の食事にも困るような事態も生じかねません。
ただ、免許の返納には決まった年齢というのはないので自己申告となりますが、それでも視力や反射神経
など体力的な限界は年齢が高まるにつれ近づいてくるので、私たち高齢者には
免許返納の時期も迫っていて、時間的猶予が少なくなってきています。
そこで自動運転の進化に注目し、早く最終段階の完全自動化になって欲しいと
願っているのですが、完全自動化という技術的、社会的ハードルは高いようです。
完全自動化になれば免許は要らなくなるので、返納の心配をする必要がなくなり
ますが、まだまだ夢物語なのでしょうか。 (晴明)

■2023.2.15
誰しもある程度の歳になってくると自分の記憶力に不安を持つようになります。
しかし、本当は歳を取って低下するのは記憶力ではなく、覚えようとする意欲や努力なのではないで
しょうか。
記憶力が落ちたと思っているのは、覚え方が悪く最初からよく覚えていないことが多いそうです。
つまり、歳を取って記憶力が変化したのではなく、年齢にふさわしい記憶方法を用いることによって、
記憶する力も衰えることはないということです。
記憶にはその内容によって3つの種類があります。
自分が楽しかったことなどを覚えておく「出来事記憶(エピソード記憶)」。この記憶は長期間にわたって
覚えています。2つ目は体験や出来ごとではなく抽象的な「知識」の記憶である「意味記憶」。そして、
水泳や自転車の乗り方など体で覚えている「遠隔記憶」です。この記憶は一度覚えると容易に忘れま
せん。このうち「出来事記憶」を利用してイメージをつなぎ合わせていけば、歳を取って
からでも記憶力は低下しないといえます。
さらに記憶方法に加えてもう1つ重要なことがあります。それは、どのようなこと
でも物事に対して感動する心を失わないということです。楽しいことであれ、悲しい
ことであれ、心を揺さぶられるような感動があると、そのことは決して忘れないよう
になります。
記憶力の低下は、新しいことを覚えようとする意欲や情熱の低下であり、それは
歳を取って感受性が鈍り、感動することが少なくなったことへの裏返しにほかなりません。 (晴明)

■2023.2.10
アルミニウムという金属は鉄や銅などと比べて優れた特徴があり、私たちの生活の中で数多く使用され
ています。アルミニウム無しでは成り立たないといっても過言ではありません。
1円玉を始めとして、サッシ、お酒や飲料水の缶、アルミ箔、鍋やフライパン、さらには航空機や鉄道に
まで使われています。
そうした広い用途にアルミニウムが使われる理由はその特徴にあります。
主な特徴は、①軽い(比重が鉄や銅の1/3)②強い③通電性がよい(銅の2倍)④熱伝導率が良い
(鉄の3倍)⑤錆びにくい⑥毒性が無い、無臭・無害⑦リサイクル、再利用しやすい、といったことがあり
ますが、特に再利用のしやすさにより多くの自治体では積極的にリサイクルを推進しています。
もともとアルミニウムはボーキサイトという地下資源から作られますが、資源には限りがあり、日本の
輸入率は99%です。ボーキサイトからアルミニウムを製造するには多くの電力(エネルギー)を必要と
しますが、回収したアルミ缶などを再利用した場合は新たに製造する場合に比べ3%で済み、97%の
エネルギーが節約できます。
よって、各自治体もアルミ缶などの回収には力を入れていて、矢板市も
例外ではありません。矢板市ではアルミ缶などの回収量に比例して報奨金
を出しています。
そこでハッピー団地でも、各家庭でゴミとして出されるアルミ缶などを
回収し、リサイクル業者に売却するとともに、矢板市から報奨金を得る
ことで行政区の収入として活動に利用しています。
しかし、まだ不燃ゴミとして出されているものも多く見受けられます。
リサイクルは仕分けや持ち込みなどの手間はあると思いますが、月に2回の不燃ゴミの日にゴミステー
ション横のアルミ缶置き場に移動して入れていただくだけで、行政区の活動の助けになります。
不燃ゴミの日にちょっとだけリサイクルについて考えてみてください。 (晴明)

■2023.2.5
ハッピー団地内や周辺を歩いている団地の住民の方々を多く見かけます。
最近では朝晩が非常に寒いのですが、それにもめげずに歩いている姿を見るとたいへん感服します。
歩くということは科学的に見ても、単に足腰を動かす以上の効果が認められているそうです。
脳を活性化する方法として、重要で基本的なことは「まずは体を動かすこと」で、運動というのは脳を
鍛えるための有効な方法といえます。
脳が働き、神経から筋肉に指令が届かなければ体は動きません。脳は体の動き、すなわち運動に
よって後天的に形成され、成長するので鍛えられます。
中でもウォーキングや散歩などで歩くということは脳が広い範囲にわたって活性化をしています。
日常生活では料理を作ることも脳を活性化する要素が盛り込まれています。
料理は計画を立てて、それに合わせて行動していくの「推考能力(物事を推し
量りなが進めていく能力)」が必要とされるからです。
こうした身近な生活習慣で脳の各部位を刺激するように努めれば、脳はいつまで
もその機能を落とさずにすみます。
元気な脳を保って、いつまでも楽しい人生を過ごしたいものですね。 (晴明)

■2023.1.31
ハッピー行政区では毎月1回、第2月曜日の夜7時から、団地内を一回りする「防犯パトロール」の活動を
行っています。路上駐車をしている車に対する注意が主な目的です。
「月に1回の駐車違反への注意喚起で防犯パトロールといえるのか」とのご意見もありますが、直接の効果
よりも、間接的な効果の方が大きいでしょう。
防犯パトロールを行うということで、ハッピー団地は「防犯意識の高い人たちの集まりだ」、「常に犯罪に対し
見張っている地域である」といった抑止効果が大きいことにあります。
最近は高齢者を狙った特殊詐欺の被害が増えています。特に高齢者が多く居住しているハッピー団地は
狙われやすい環境にあります。そうした犯罪に対して少しでも抑止できるのであれば、それにこしたことは
ありません。
日本人は聖徳太子の時代から「和を以て貴しとなす」というように人間関係を大切にしてきました。江戸時代
には儒学を武士の正学とし「人間は生まれながらにして善である」という『性善説』が社会通念の根底に
あり、無防備に人を信用してしまいがちです。
人を信用することはよい人間関係を築くうえで重要なことですが、それは相手次第
でしょう。
詐欺などの犯罪を行う人に対しては心を鬼にして対処する必要があります。
見知らぬ訪問者には十分に疑いを持って接することが犯罪に巻き込まれない
ことの第一です。
相手が信用に足るとわかったら心を開いてお会いすればよいと思います。それが現代社会で身を守る術では
ないでしょうか。 (晴明)

■2023.1.25
ご存知の方も多いと思いますが、サミュェル・ウルマン(1840~1924)という人の詩に「青春の詩」
というのがあり、その一節を紹介します。
「青春とは人生のある時期を言うのではなく、心の様相を言うのだ。優れた想像力、逞(たくま)しき意思、
炎(も)ゆる情熱、怯懦(きょうだ)を却(しりぞ)ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こういう様相を
青春というのだ。年を重ねただけでは人は老いない。理想を失ったとき初めて老いが来る。・・・(中略)
・・・真の青春とは若き肉体の中にあるのではなく、若き精神の中にこそある。」
さて、ウルマンのいう「若き精神」とは具体的にどんなことでしょうか。
最近話題になっている方で若宮正子さんという方がいます。
この方は、定年後に独学でプログラミングを始めました。その後iPhoneの
アプリ開発を始め、2017年には政府の「人生100年時代構想会議」の最年長
有識者メンバーにも選出されています。
大きく人生が変わりましたが、この方のような生き方が「若き精神」といえるかも
しれません。
頑張りすぎない「独学」が毎日楽しく生きるコツであると若宮さんは仰ってていて、
87歳の今も現役です。こういう方の話を聞くと、何事も年齢を言い訳にはできませんね。 (晴明)

■2023.1.20
高齢者が気になることに認知症があります。
普段から脳を活発に使っていれば「脳はボケにくい」といいますが、認知症を予防し、脳を鍛えるにはどう
すればよいのでしょうか。
それには脳をあまり使わないような生活習慣を改めればよい、ということになります。
では具体的には何をしたらよいのでしょうか。
ある人は「ラジオを聴くこと」を勧めるそうです。
ラジオは映像による情報がなく音声情報しか脳に届かないため、脳は得られない情報を補おうと働きます。
耳から入ってくる情報を想像力で補って視覚化しなければならないからです。
脳科学的にいうと、ラジオの音声→耳→脳幹→側頭葉→音声として認識→言語やで処理→想像、となって
脳が広い範囲にわたり活性化されます。ニュース、ドラマ、トーク番組、スポーツ番組などは想像を駆り
立て脳を活性化します。また、音楽番組も良いそうで、特にクラシックは脳をリラックスさせる効果がある
そうです。
そう考えると、ラジオだけでなく、想像力を働かせ、脳を活性化し「場面想像」できるものであれば、何でも
脳の活性化につながるといえます。
そこでみなさんにお勧めなのがハッピー公民館で行われている同好会の活動です。
このホームページの「コミュニティーギャラリー」の中に紹介されていますが、カラオケ、書道、俳句・川柳、
麻雀、囲碁、パソコン、英会話、絵画、卓球など、今では多くの種類があります。
こうした同好会で行われていることは想像力のほかに集中力も必要ですが、
鍛えるほどやる気が出て、モチベーションも上がり脳を活性化します。
よって、現在活動している人はさらに継続することで、また参加をされていない
方はぜひ一度公民館を覗いてみてください。面白そうなものに一度トライし脳を
刺激するような生活習慣を作って、認知症の予防をしましょう。 (晴明)

■2023.01.15
ハッピー行政区でも警察署の要請を受けて防犯カメラの設置を行いました。現在のところ公民館周辺に
4ヶ所、中央道路など団地内の主なところ6ヶ所に設置し、来年度以降も順次増やしていく予定です。
警察では個人のお宅でも防犯や防災の対応に設置することを勧めています。
こうした防犯カメラの設置は近年世界中で増えていて、犯罪防止や犯人逮捕に役立ったというニュースが
伝えられていますが、実際に効果があるのでしょうか。
防犯カメラの設置台数は2020年で世界に7億7000万台、21年には10億台に達したとみられています。
1位は中国の2億台、2位はアメリカの5000万台、3位はロシアの1350万台で、日本は5位の500万台
といわれます。また、人口1000人当たりの設置台数をみると、アメリカの152.8台、イギリスの75.2台
に対し日本は39.5台となっています。都市別では中国重慶168台、深セン159台、上海113台で東京
は1.06台(77位)となっており、日本の防犯カメラの設置台数は決して多くありません。
中国やロシアなどの社会主義国家においてカメラの設置台数が多いのは、防犯というよりも人々の監視を
目的ととしたものでしょうが、欧米や日本などでの防犯カメラの設置はどんな効果があるのでしょうか。
防犯カメラには検挙と抑止の2つの効果が期待されています。
全国の警察が2019年に逮捕などによって検挙した刑法犯のうち容疑者特定につながったのは10.2%
だそうですが、「防犯カメラの映像をもとに容疑者が特定でき、証言や証拠の
裏付けとして活用されている」ということでは実際の数字よりも大きな役割を
果たしているといえます。
また住宅侵入による窃盗犯は、その2割が防犯カメラが設置されていると諦める
というデータもあります。
こうしたことから、「防犯カメラが増えると安心」という方も多いのではないで
しょうか。ただ、防犯カメラには「誰かに監視されているようで不安」と感じる方もおられ、そうしたプラス面/マイナス面を考慮し、費用対効果を考えて設定をしていきたいものです。 (晴明)

■2023.1.10
ハッピー公園の裏手はやや急こう配の坂道になっていて、そこを登り切るとハッピー団地が一望
できます。
この場所には以前プロパンガスのボンベが設置され、団地の集中管理場所となっていましたが、
今は他の場所に移り、現在は住民の憩いの場所として整備されました。
そこからはハッピー団地の全景を見ることができるのですが、そのはるか先には日光の男体山と
女峰山の連なりを見ることできます。
男体山の標高は2486メートル、女峰山は2463メートルで東には女峰山を越える山はないそうです。
この男体山ですが、みなさんは活火山であるということをご存じだったでしょうか。
男体山は現在、噴煙などを上げているわけではなく、歴史上で噴火したという記録も残っていません。
しかし、2017年(ごく最近です)に火山噴火予知連絡会によって活火山と認定されました。
それではなぜ認定されたのでしょうか。
それは、男体山は今まで、最後に噴火したのが約1万2000年前とされていましたが、最近になって
約7000年前に噴火した跡が見つかったためです。直近で火山活動が盛んになったわけではありま
せん。
記録に残る日本の歴史はたかだか1500年程度なので、1万年というと非常に長く感じられますが、
数千年もの間噴火をしていなくても、急に活動を再開する例は少なくないそうです。
1979年に噴火をし大きな被害のあった御嶽山(長野・岐阜)の場合も、それ以前に噴火した歴史的
記録がなく、火砕流などの地質的な証拠も5000年以上前のものだったそうです。
よって、1万年程度噴火をしていなくても新たに噴火をする可能性が十分にある、というのが世界の
火山研究者の共通認識になっています。
日本の活火山は男体山を入れて111ありますが、
そのうち特に警戒が必要で、常時観測火山に
指定されているのは50、男体山は今、この中には
含まれていません。
そう考えると、ハッピー公園の展望台から眺める山々の
景色もまた違って見えてくるのではないで
しょうか。 (晴明)

■2023.1.3
年が明け2023年が始まりました。2023年の干支は卯(うさぎ)ですが、十干十二支でいうと
「癸(みずのと)卯(うさぎ)」の年となります。
この十干十二支の由来は中国の陰陽五行説からの「甲、乙、丙、丁、戊、庚、辛、壬、癸」と十二支
の「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥」との組み合わせですが、干支の12年、十干の
10年の周期から60年で一回りします。人が60歳の誕生日を「還暦」として祝うのは、自分が生まれた
年と同じ十干十二支の組合せに還る(=還暦)ことを意味します。昔は現代と違い寿命が短かった
ので、還暦は長寿に値するためお祝いをしたのです。
そのような十干十二支は、古くから未来を探る手段として使われてきました。
すなわち、現代では西洋自然科学が発展をして、いろいろな自然現象や物理事象を説明できますが、
古代の人たちにはそうした手立てはありませんでした。そこで、日の巡り、月の満ち欠け、季節の変化、
星の瞬きなどをもとに、世の中の森羅万象を解き明かしていくことを考えました。
それによると「癸卯」は「寒気が緩み、萌芽を促す年」になるそうで、厳冬が
去り春の兆しが訪れたことを表します。それは、今年こそはコロナ禍で停滞して
きた世の中に明るい兆しがやってくるということかもしれません。
ハッピー行政区でもここ数年は多くの行事が中止となり、公民館の利用にも制限が
ありました。そうした中、知恵と工夫、皆様のご協力で乗り切ってきましたが、
今後もさらに自身の力が試される年でもあります。この一年も希望を持って
過ごしましょう。 (晴明)

■2022.12.31
65歳以上の方が「高齢者」と呼ばれますが、2022年で日本全国に3627万人いて総人口に占める
割合は29.1%、つまり3人に1人が高齢者となっています。矢板市は33.3%で全国平均をやや
上回っています。
私たちの住んでいるハッピー行政区は矢板市の中でも特に高齢化率が高く、52%と2人に1人が
高齢者となっています。
ここで「高齢者」について考えてみると、多くの先進国において高齢者の定義は65歳以上となって
います。ただ、この定義の医学的根拠は乏しいようで、国連でも高齢者の定義付けはなされておらず、
60歳以上とすることも認められており、中国やブラジルでは60歳以上が高齢者となっています。
さらに日本では、現在65歳~75歳を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と呼んでいますが、この
呼び名が何を根拠としているかは全く不明だということです。
ちなみにサザエさんに登場する”波平さん”の年齢は55歳という設定
だそうで、つまり戦後間もないころの55歳のイメージは波平さんの
ようであったのでしょう。
戦後80年近くたった現在は、外見だけでなく身体的能力や認知能力、
さらに人々の意識も若返っています。したがって、これから先も
医学的、社会的評価以外に高齢者の定義は変わってくると考え
られるので、ハッピー行政区では高齢化率○○%といった数字にとらわれない元気な街づくりを
行っていきたいものです。 (晴明)

■2022.12.25
12月17日は”いきいきクラブ”のクリスマス会でケーナの演奏会があったので聴きに行きました。
ケーナの演奏会は昨年に続いて2回目で、昨年評判が良かったので今年も開催に至ったそうで、
ハッピー会館には多くの人が集まりました。
このケーナという楽器ですが、もともとはカーシャと呼ばれるアンデス地方の葦を用いて作られていて、
現在ではアンデス先住民の伝統的音楽とスペイン系の音楽が融合し、1950年代に完成をした
フォルクローレという楽曲を演奏するのに使われています。ペルーの「コンドルは飛んでゆく」や
アルゼンチンの「花祭り」といった曲が代表的な曲で、その素朴な音色はとても人気があり、ご存知の
方も多いと思います。
ケーナはリードという振動板のない木管楽器に分類されていて、これはフルート
(金属製のものがほとんどですが、発音原理から木管楽器に分類されます)、
リコーダー(学校で授業に使われています)、オカリナなどと同じ仲間です。
これらの楽器の音は、みなさんがペットボトルに角度を付けて口をつけ、
息を吹き込むと汽笛のような音が出ますが、それと同じ原理です。
ケーナは上部にU字またはV字型の切り込みを入れ、歌口を形成する単純な
構造なのですが、この構造は日本の尺八とそっくりです。
尺八は奈良時代に中国(当時の唐)から日本に伝わり、江戸時代に流儀が確立
し現在に至っています。
日本から15000kmも離れ、時差が14時間もある地球の裏側の楽器の
ケーナと、日本の尺八が似ているという事実に、何か不思議な因縁を感じるのは
私だけでしょうか。
ケーナ演奏会は来年も開催したいと主催者は言っていました。楽しみに待ちましょう。 (晴明)


■2022.12.20
前回のブログでは「幸福」の「幸」についてお話をしましたが、今回は「福」について考えてみます。
「福」というのは中国から入ってきた言葉で、「しあわせ」や「さいわい」を意味するために用いられて
きました。
しかしこの語には少し異なる意味が含まれているそうです。
中国ではもともと神からさずけられたお酒のことを意味し、それが転じて神からさずけられた「さいわい
(幸い)」となりました。つまり「福」とは「神」などから直接さずけられたものなのです。
そうした「幸い」とか「幸せ」というのは抽象的、相対的なもので、そのかたちや中身は分かりにくい
ものです。人によっても、時代や文化によっても違ってきます。
また「幸せ」は持続するとは限りません。時間が経過し、慣れ親しむことでそう思わなくなることも
多くあります。
そこで「幸せ」を感じるための努力をわずかでもすることが幸せを感じ続ける秘訣ではないでしょうか。
ハッピー団地では草刈サポーターというボランティア制度があって、空地の草刈を
行っています。
そうした方々のご苦労により安全で美しい環境が維持されています。また、公民館
の周囲やハッピー公園では季節の花が咲き私たちを癒してくれていますが、
これも日々花壇の手入れをしてくださる方々のお陰です。さらに北運動広場では
毎月グラウンドゴルフが行われており、多くの方が楽しんでいます。
ここでも広場を管理していただいている方がいます。
こうしたちょっとしたことで支えられているハッピー団地という場所で、わずかでも「幸せ」を感じて
いただければ喜ばしいことです。 (晴明)


■2022.12.05
ハッピーハイランド行政区でホームページが始まりました。
私たちが住んでいる「ハッピーハイランド」という場所の名前は、この団地の開発業者(現在は既に
ありませんが)が幸福土地建物という会社でそこから由来するようです。
この「幸福」という言葉の「幸」は「しあわせ」と読みますが、もともとは「仕合わせ」と書きました。
「幸せ」と表記するのは、繁栄、好運に恵まれるといった「さいわい(幸い)」と同義になったからです。
もともとの表記の「仕合わせ」とは、ものごとが一致することや巡り合わせ、運などを意味する言葉で
必ずしも良い結果だけを意味するもんではありませんでした。
それがだんだんと「良い運」や「良い巡り合わせ」だけを意味するようになっていきました。
「しあわせ」の観念には、「運」とか「巡り合わせ」が強調されているように、自分の努力の結果という
よりも霊的な存在など外部に存在するものの意志や働きによって、自分の
望んでいる好ましい状態がもたされるのだということが含まれています。
そうした良い意味を冠した街に今私たちは住んでいるので、その名前が
現実のものとなるような場所、「しあわせな街ハッピーハイランド」に
していきたいものだと考えます。(晴明)


スクールバス2022

今年4月の新学期からこの団地に
スクールバスが来るようになりました。
子供たちの人数も少なくなり、地元小学校が閉校になって、通学距離が遠くなり安全も考慮してのスクールバスになったのでしょう
子供たちの、話し声や笑い声は聞いていてつい笑顔が出てしまいますね♪
この団地にも子供たちが増えることを
願っています。


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1991年・新校舎落成。
この時、仮校舎に移る時も、新校舎への引っ越しも、PTA総出でお手伝いをした思い出があります。
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2021年 閉校前の記念写真
いつまでも思い出になりますね。
こちらの写真の・冊子・写真集・ボールペンは、学区内だった各家庭に配布されました。
ほんとうに思い出がいっぱい詰まった記念品をありがとうございました。

私たち、"じいじ"と"ばあば" の子供たちも豊田小学校を卒業をしましたが2022年3月31日で閉校と聞いた時はやっぱり寂しい気持ちになりましたがお世話になった感謝の気持ちでいっぱいです。